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残夏色の花火 / しゆん

キャンディーコットン

2025年9月14日

​投稿日:

作詞:とが。

作曲:とが。


咲いていた あの記憶のようだ

蝉の音 鳴り止まなくて

思い出した 簪姿の夜

「綺麗だね」って


指折り数えた写真の中で

いつも涼し気な笑顔で

話しかけてる気がしてさ

透明にありふれていた

世界でキミは何をしていますか?

夏空の向こう 溶けてく


花火が上がって 上がって 消える前に

鏤む光でキミを照らそう

夜を指差してた その横顔のせいで

いつまでもあの八月のこと

忘れられやしないんだ

暗闇がずっとずっと二人だけの

花束で満たす夢を見せる

またキミに逢えたら何て言おうか?


空白に覗いた青色は広がる 雲が滲んで

思い返した 願えど叶わない

この世界を憎んで


あの時に言えなかった言葉

綿菓子で顔隠す ビー玉のような瞳

好きしてしまうや

キミは言う「わかってる」微笑み潤んで

さよならのキスをする


花火が上がって 上がって 消える前に

零した煌めき 恋と呼ぼう

刹那に散りゆけば花弁も宙を舞って

残るはずもない八月なのに

忘れられやしないんだ

暗闇がずっとずっと二人だけの

花束で満たす夢を見せる

またキミに逢えたら またキミに逢えたなら

何て言おうか?

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