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-THE KINGS-

夢の先に見えた景色、その先へ進む“王の物語”
2.5次元歌い手アイドルグループ・めておら - Meteorites - が、2026年3月22日・23日、神奈川県・Kアリーナ横浜にて2度目となるワンマンライブ『Meteorites 2nd One Man Live -THE KINGS-』を開催。今回のライブが掲げたのは、「王」というキーワード。新曲「King So Dirty」を軸に、これまで“夢を追いかける存在”だった6人が、“夢を創る側”へと踏み出す転換点として位置づけられた公演だ。
開演前の会場は、どこか張り詰めた期待感に包まれていた。重厚なSEが鳴り響き、映像がスタートすると、一気に“物語”の中へと引き込まれていく。映像の終着点でライブタイトルが浮かび上がると同時に、空気が切り替わった。
その流れを断ち切ることなく始まったのが「パラドックス」。新衣装に身を包んだ6人がせり上がるように登場すると、歓声が一斉に爆発する。硬質なサウンドと鋭いラップ、そして一体感のあるダンス。序盤から“攻めるライブ”であることを明確に示した一曲だった。
続く「プライド」では、より内面的な強さを押し出すような表現へ。低音が響く中で放たれる言葉には、これまでの歩みとこれからへの覚悟が滲む。
MCでは一転して柔らかい空気に。「ついてこれるか?」と煽りつつも、ステラとの距離を縮めるやり取りが続く。新衣装のディテールを紹介する場面では、会場から自然と歓声が上がり、この日の“特別さ”を共有する時間となっていた。
そこから「SIX Kick Ass」へ。自己紹介曲としての役割を持ちながらも、ライブでは完全に“盛り上げの核”として機能する楽曲だ。個々のキャラクターとラップが際立ち、観客のレスポンスも一段と大きくなる。
「SUPER-NOVA」では照明とサウンドがリンクし、視覚的にも熱量が増していく展開に。さらに「NOROSHI」ではトロッコで客席へ降り、空間全体を巻き込む形でライブの密度を上げていく。和の要素を取り入れたサウンドとエネルギーの強さが際立ち、続く「TENJO TENGE」へと自然に繋がっていった。
ステージ上段に並ぶ“玉座”に座る6人という演出も印象的だった。そのまま披露された「KING」は、歌ってみたでありながら完全に“自分たちの楽曲”として成立しており、ボーカルの説得力と存在感が際立つ場面となった。
中盤の歌ってみたパートでは、楽曲ごとに空気を切り替える柔軟さが光る。「ファタール」では繊細な歌い分け、「とくべチュ、して」では一気にポップでキュートな表情へ。振り幅の広さがそのままグループの強みとして表れていた。
さらに「Prince」「DOWN TOWN SWING」といったカバーでは、原曲へのリスペクトを保ちながらも、しっかりと“めておらのライブ”として成立させていた点が印象的だ。
今回のライブの大きな見どころのひとつがトリオ曲。「もしかして片想い」では、セットや演出を含めて一つのシーンを切り取ったような構成に。かわいらしさを前面に出したパフォーマンスが、会場の空気を和らげる。一方で「恋して Dancing」は、空気を一気に塗り替えるような大人びた楽曲。照明や動きも含め、ステージ全体で魅せるパフォーマンスとなっていた。
「We Are Light」では再び6人がひとつになる。ユニットでの個性を経た後だからこそ、全員の声が重なる意味が際立つ構成だった。
終盤、「King So Dirty」でライブは核心へ。赤い光の中で展開されるパフォーマンスは、まさにこの公演のテーマそのもの。強さと統一感を前面に押し出し、グループとしての“現在地”を提示した瞬間だった。
そこから「ワンナイトコール」で観客との距離を再び縮め、「FIRST 1MPACT」で原点を再確認。さらに「今日もえらい」では空気がやわらぎ、観客一人ひとりに語りかけるような時間へと変化していく。
本編最後の「流星の約束」は、未来へ向けたメッセージ性の強い一曲。感情を抑えすぎず、それでも前を向くようなバランスが、この日の締めとして強く印象に残った。
アンコールでは、楽曲を再構築したマッシュアップというサプライズも用意されていた。ライブならではの“その場でしか体験できない音”が、会場の熱を再び引き上げる。
最後に披露された「Stella」では、ステージと客席の境界がほとんど消えていた。パフォーマンスというよりも、“同じ時間を共有する”ことに重きが置かれたような空気。その関係性こそが、このグループの核なのだと感じさせるラストだった。
武道館を経て、さらに大きな会場へ。しかしこの日のライブは、到達ではなく更新だった。このステージは終着点ではなく、新たな始まりにすぎない──めておらが描く“王の物語”がどこへ向かうのか、その答えはこれからのステージで示されていく。

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