淡雪 / にしき

作詞：Yamaji

作曲：Yamaji

思い出せない事が

少しずつ増えて 大事な事も

忘れてしまうのかな なんてさ

答えの出ない 思考の波間に溺れ

また眠れないまま 夜が明ける

窓の外 揺らめく雪も

いつかは 消えてしまう

そんな未来が

決まっているとしても

何度も季節が 移ろったって

変わらない声を 届けるから

君の温度が 僕で埋まるように

先が見えなくて

苦しんだ時間さえも

いつか 笑い合えるように

その心に繰り返し 降らすよ

溶けない雪を

誰にも言えない 歪な思い出ばかりが

深く刻まれ 幸せな日々は すぐ薄れゆく

それでも僕ら 救われる夢を見ては

明るい世界に 縋ってしまうな

知りえぬ未来も 忘れたい過去も

覆い隠せる程に

この音で 今を伝えるよ 何度でも

傷付かない為に 閉ざした

この扉の鍵は もう見つけたから

変わらないものは

一つもないとしたって

いつまでもずっと

この場所でただ 待ち続けるから

何度も季節が 移ろったって

変わらない声を 届けるから

君の温度が 僕で埋まるように

先が見えなくて

辛かった 時間さえも

いつか 笑い合えるように

その心に 繰り返し降らすよ

溶けない雪を

真っ暗な闇で

冷え切った 孤独さえも

いつか 笑い合えるように

気が遠くなる程に 紡ぐよ

明日も君と