宇宙の季節/さとみ
- さとみ
- 2021年9月9日
- 読了時間: 2分
本家様:Lanndo feat.Eve,suis (from ヨルシカ) 様
最初からもう間に合わない場所にいたんだ
遠い日の模様褪せるまではここで待ってる
寝息や鼓動 汗や熱が背中に伝う
思わず息を飲んでしまう 空気が止まる
声に出すべきじゃない 思い出してはいけない
繰り返す季節 別々の匂いを一人きり置き去りに
春が来て裸足になってしまいたい僕ら
砕けそうなほど手を握り
夜がまた日差しになって町並みを襲う
ここじゃない何処かへ逃げたいだけ
最後はもう塵になって吹き曝される
すべては今薄暗くて寒い場所に立つ
憂うべきことはない 涙流すこともない
ただこの場を(この場だけを)望むために生きている 暇無く
僕は今ここに居て そこにあるいのちを見て
透き通る影と ハイライトに満ちた筋書きを辿ってる
春が来て裸足になってしまいたい僕ら
姿を認めて手を振って
青空が茜になってお終いを告げる
伝わるのはただの小さな音
ここにいて 帰らないと 戻れないよ 笑ってよ 置いていかないで 今更もう 遅くないよ 分かるよ 分からないよ でもきっと 知っていた
春が来て裸足になってしまいたい僕ら
砕けそうなほど手を握り
夜がまた日差しになって町並みを襲う
ここじゃない何処かへ逃げたいだけ
ここじゃない何処かを失うだけ