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三日月ステップ/てるとくん

執筆者の写真: てるとくんてるとくん


本家様:r-906


気付いてない 誰一人

朱の空に ただ冷ややかに

ビルの隙間に 恋する様に

見惚れてたいの いなくなってしまう前に


一方的に愛を語らせてよ しららかな三日月

さあ僕の手を取って 軽やかにステップを

あと少しだけ

だけどやっぱり君は頬を膨らすのさ

僕の気も知らずに

さあ僕の手を取って 鮮やかにステップを

夜が来るまで



見つめても 愛しても

その肌は 誰かのモノで

目を疑う カゴの中

売られてたんだ 虫唾が走る


いついつまでも 片想い

分かってるのに 何故こんなに悔しいの?


一方的に君を奪われた様 そんなはずはないのに

いくら呼んだって 答えてはくれないでしょう?

誰の声でも

つまり同様 僕のモノでもないのさ

嗚呼、粗末なアイロニー

だから君を思って泣く意味も無いのさ

でも嫌なんだ!


僕のモノじゃないのに

僕のモノじゃないけど


一方的に愛を語らせてよ! しららかな三日月

さあ僕の手を取って 軽やかにステップを

あと少しだけ

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