本家:バルーン様
生きる仕草がこうも簡単に
醜く映るのはどうして
ひた隠す熟れた熱情も
さらけ出してしまいたいよな
告げた言葉の意味に今日だって
さまよい続けてしまうのに
遠い先の事考えて
生きていけるはずもないよな
長い帰路の真ん中で
野良猫は優に笑っている
それを妬むなんてくだらない
ひとりになって
寂しくなって
また
歪な愛を望む?
ふたりになって
嫌気がさした
悪い夢なら
覚めて欲しい
触れた誰かの声に淡々と
身を委ねてしまいそうになる
遠い先のような感覚を
分かち合えるだけでいいのに
深い朝の造形に
鴉は杞憂に浸っている
それを疎むなんて端ない
ひとりになって
気ままになって
また
不気味な日々を巡る?
ふたりになって
帳が落ちた
悪い嘘だと
信じていた
もっとちゃんと目を見て
あなたのすべてを吐き出して
きっと枯れてしまわぬように
静かに水をあげるよ
もっとちゃんと目を見て
あなたのすべてを知りたくて
きっと枯れてしまうなら
それ以上は望まないさ
ひとりになって
寂しくなって
また
歪な愛を望む?
ふたりになって
嫌気がさした
悪い夢なら
覚めて欲しい
ひとりになって
ふたりになって
また
悲劇を喜劇と呼ぶ?
ふたりにだって
望めるような
甘い夢だと
願うまま
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