本家様:内緒のピアス様
君の瞳の中のガラスには
一体何が映っているのだろう
もしもそれが僕だけじゃないなら
僕はそれを砕いてしまいそう
どうせきっとずっとそんな顔で
甘えていたんでしょう
僕にとっちゃ何もかもが
君だけで染まっているのに
僕の香りと君の香りを
混ぜあってほしい
鈍い痛みと苦い何かで
苦しんでほしい
ただ醜くて弱い心も
味わってほしい
僕のすべてを君のすべてで
受け止めて
君の頭の中のフィルムには
一体何が刻まれているのだろう
もしもそれが僕だけじゃないのなら
僕はそれを砕いて飲みほそう
どうせきっとずっとそんな声で
よがっていたんでしょう
僕にとっちゃ何もかもが
君だけで染まっているのに
僕の香りと君の香りを
混ぜあってみたい
その優しさを消えぬ後悔で
染めあげてみたい
ただ醜くて弱い心も
吐き出してみたい
君のすべてを僕のすべてで
歪ませて
砕けて尖った心もぜんぶ
隠しきれない咎でさえぜんぶ
今にも溢れる想いもぜんぶ
受け止めて
よくある幸福など期待しちゃいない
普通だなんて僕は持ち合わせていないし
君を想う胸だけ肥大して痛い
お願い泣いていないで
笑ってほしい
僕の香りと君の香りを
混ぜあってほしい
鈍い痛みと苦い何かで
苦しんでほしい
ただ醜くて弱い心も
味わってほしい
僕のすべてを君のすべてで
受け止めて
僕とひとつになって
終わってほしい
僕のひとつであって
僕だけのひとつであって
僕のひとつであって
終わってほしい
僕と終わってほしい